計画的犯行。

僕は最寄のJR平塚駅まで自転車で通勤してるのよ。
自慢じゃないけどかなり早いよ?

朝の通勤時間はほとんど止まらない。
道を渡りたいときも一個先の信号機を確認して、渡れるタイミングを計る。
できるだけスピードを落とさない方法を選ぶのだ。
一番の難関は国道1号線。こいつを横切るのが一番難しい。
たまにハネられそうになるんだよね。危うく朝から大事故だよ。
まだ人生で一度しかハネられたことはないから大丈夫だ。

というわけで、僕のチャリの速さが分かってくれただろうか?
つまり滅多に抜かれない。
たまに日産車体の工場勤務のオヤジに後ろから抜かされることがあるけど、
すぐに抜き返す。朝からデッドヒートさ。
僕のペダルは誰も止められない・・・。

・・・と、ここまではタイトルとは何の関係もない。
つまり、行きも帰りもチャリってことが言いたかっただけなの。

そろそろ本題だ。
この前、飲み会だったため終電にのって、平塚駅からホロ酔い気分で、
チャリに乗って家に向かっていた時の事だ。

時計は深夜1時を指している。信号機は黄色く点滅してて、
人どころか車さえも走っていない。

そこへ、脇道から僕と同じ進行方向に曲がろうとしているパトカーを発見したのだ。
むぅ~。「こんな時間にご苦労さまであります!!(ケロロ軍曹風)」なんて
一人言をいいながらも、いいことを思いついちゃったのさ。
(ここはいっちょ職務質問されてみるか・・・。)

作戦開始であります!
まずは、チャリのスピードをゆるめ、フラフラと運転しながら、
今にも曲がってきそうなパトカーをチラっとみる。
そして、パトカーの運転手と目が会うやいなや、立ちこぎMAX!!
ぬぅおおおお~シャカシャカシャカ!
うんうん・・・怪しさ満点だよ

そして、作戦は予定どおりの展開へ。
立ちこぎMAXから50Mでパトカーに抜かれ、
そこからさらに50M先でパトカーが止まり、警察官が出てきた。

シャカ・・シャカ・・シャ・・。チャリのスピードをゆるめる。
さすがに、警察官を振り切ろうとするとこまでやったらシャレにならんと思い、
警察官にチャリを止められるがままに素直にチャリから降りる。

おぉ~警察が2人もいるよ。
ここで、普通の態度ではおもしろくない。
そこで、(やべー、つかまっちゃった、どーしよー)って顔をしてみたの。

そしたらさ、サササって一人の警察官Bが進行方向をふさぐように移動して、
すかさず、もう一人の警察官Aが笑顔で話しかけてくる。

警察官A:「こんばんわ~。今お仕事の帰りですかぁ?」
僕    :「えぇ・まぁ・・そっ・・そうです。」(あくまでも挙動不審なフリだ。)
警察官A:「いつもこんなに帰り遅いの?職場遠いの?」
僕    :「仕事がらいつもこの時間なんですよ。」(んなわけない。)
警察官A:「最近、盗難自転車が多くてねぇ。ちょっと調べさせてもらっていいかな?」
僕    :(きたー。笑顔がやらしい~。)
僕    :「あっ・・・いや、でも姉の自転車なんで、僕のじゃないんですけど。」
警察官A:「確認だけできればいいので。ご協力をお願いします。お姉さんの名前は?」
僕    :「○○○ですけど・・・。」

そこまで、聞き出すと警察官Aは装着していたトランシーバで、
僕のチャリの番号の確認を取り始めた。
警察官A:「ガーガピピピ。えーこちら○○。登録の確認お願いします。」
すると、すかさず、警察官Bが話しかけてくる。
警察官B:「職場遠いと、朝も早いんじゃないの?」
僕    :「えぇ・・・まぁ。」 (うまく目を泳がせて、怪しさを演出する。)

・・・と、そこへもう一台のパトカーが止まり、助手席に乗っていた警察官Cが
パトカーから降りて、向かってきたのさ。
今までいた警察官とアイコンタクトをとって、サササと僕の横についた。

なかなか自転車の登録確認ができないようだ。
ここまでされると、ちょっと弱気になって、色々考えだす。
(・・・あれ?このチャリは盗難車だっけ?)
(あっ!もしかしたら、姉のじゃなくて、友達のかも・・。)
なんて、あれこれ、考えているうちに、警察官Aのトランシーバから声が響いた。
トランシーバ:「ガーガーピピピ。番号確認とれました。どうぞ。」
警察官A:「ガーガガ。了解しました。」
警察官A:「番号の確認とれましたんで、ご協力ありがとうございました。」
僕    :「あっ・・・そ・・そうですか。」
なにやら、変な汗をかいてるよ僕。

警察官B:「じゃあ、気をつけて帰ってください。」
僕    :「ご・・ごくろうさまであります!」(なに言ってんだ僕?)

そして、警察官たちはパトカーに乗り込み、夜の街へ消えていった。
僕はというと、すっかり酔いも覚め、適度に緊張したせいか
気分スッキリでチャリをこぎはじめた。
作戦大成功の嬉しさからか、家までノンストップ・立ちこぎMAXだ。

きっと、あの光景を端から見ていた人は、きっと「あ~あ、アイツ捕まってるよ。」って
思ってるんだろうなぁ。ニシシシシシシ。
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by massy81 | 2004-12-02 17:44  

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