駆け込み乗車。
仕事帰り。
いつもの僕の帰宅ルートは鶴見から京浜東北線で
横浜に出て東海道線に乗り換えだ。
しかし、今日は最近、本数が増えて話題の湘南新宿ラインが
ちょうどホームに入ってくるのが見えたので、東海道線のホームではなく、
横須賀線のホームへ走った。
急いだものの、出発まで時間があり、僕は運良く座れた。
ほっと一息ついて、出発を待っていると、ホームに発車のベルが鳴り響いた。
そこへ、乗り換え階段から若いOL風の女性が2人駆け上がってきた。
そして、閉まりかけたドアをスルリとすり抜け、1人目は入れたの。
でも、もう一人はどうがんばっても、入れそうにはない状況だったのさ。
僕ならどっちの立場でも諦めるね。
ところが、先に中に入った女性は無理やりドアを開けようと、
ほとんど閉まっているドアにカバンを入れて脚をねじんでいる。
車内の人間はみんな注目している。
そしてしばらくして、電車のドアも異変に気づいたのか、一瞬だけ開いたのさ。
そこへ、外にいた女性が飛び込もうとしたが、タイミングが合わず・・・。
無情にも電車のドアはプシュー・・・という音ともに閉まってしまった。
先に乗った女性は申し訳なさそうに、外に置き去りになった女性に手を振った。
電車が動きはじめて、置き去りになった女性が見えなくなったころ、
彼女は今まで必死だったために気づかなかった車内の微妙な
空気にきづいたのだろう。
そ~と。後ろを振り向く女性。
当然みんなが見ている。
中には必死に笑いをこらえている人もいるくらいだ。
そして、最悪のタイミングで車内アナウンスが流れたのだった。
「えぇ~駆け込み乗車は 非常に危険ですのでおやめください。。。」
その瞬間、僕の向かいに座っていた二人組みのサラリーマンが
大声で笑い始めたのさ。
それが起爆剤になったのか、車内にいたほとんどの人が笑ってしまった。
それ以後、その女性は車両をかえることもなく、ドアの脇に立ち、
ずっと外の景色を見たままだった・・・。
その背中には哀愁すら感じたよ。
きっと、駆け込み乗車に間に合わず、置き去りにされた女性の方が
幸せだったに違いない。
・・・そう思いながら、なぜかまた笑ってしまう僕でした。
いつもの僕の帰宅ルートは鶴見から京浜東北線で
横浜に出て東海道線に乗り換えだ。
しかし、今日は最近、本数が増えて話題の湘南新宿ラインが
ちょうどホームに入ってくるのが見えたので、東海道線のホームではなく、
横須賀線のホームへ走った。
急いだものの、出発まで時間があり、僕は運良く座れた。
ほっと一息ついて、出発を待っていると、ホームに発車のベルが鳴り響いた。
そこへ、乗り換え階段から若いOL風の女性が2人駆け上がってきた。
そして、閉まりかけたドアをスルリとすり抜け、1人目は入れたの。
でも、もう一人はどうがんばっても、入れそうにはない状況だったのさ。
僕ならどっちの立場でも諦めるね。
ところが、先に中に入った女性は無理やりドアを開けようと、
ほとんど閉まっているドアにカバンを入れて脚をねじんでいる。
車内の人間はみんな注目している。
そしてしばらくして、電車のドアも異変に気づいたのか、一瞬だけ開いたのさ。
そこへ、外にいた女性が飛び込もうとしたが、タイミングが合わず・・・。
無情にも電車のドアはプシュー・・・という音ともに閉まってしまった。
先に乗った女性は申し訳なさそうに、外に置き去りになった女性に手を振った。
電車が動きはじめて、置き去りになった女性が見えなくなったころ、
彼女は今まで必死だったために気づかなかった車内の微妙な
空気にきづいたのだろう。
そ~と。後ろを振り向く女性。
当然みんなが見ている。
中には必死に笑いをこらえている人もいるくらいだ。
そして、最悪のタイミングで車内アナウンスが流れたのだった。
「えぇ~駆け込み乗車は 非常に危険ですのでおやめください。。。」
その瞬間、僕の向かいに座っていた二人組みのサラリーマンが
大声で笑い始めたのさ。
それが起爆剤になったのか、車内にいたほとんどの人が笑ってしまった。
それ以後、その女性は車両をかえることもなく、ドアの脇に立ち、
ずっと外の景色を見たままだった・・・。
その背中には哀愁すら感じたよ。
きっと、駆け込み乗車に間に合わず、置き去りにされた女性の方が
幸せだったに違いない。
・・・そう思いながら、なぜかまた笑ってしまう僕でした。
by massy81 | 2004-12-09 02:27