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警察24時。

先週金曜日、僕は深夜0時頃から地元仲間のYasOと
2人でR129のガストにいたのさ。

目的はおしゃべり。
YasOはなかなか話が合うところがあって、
たまに人生とか思想とか哲学的な話をするのよ。

自己啓発とまではいかないが、なんとなく違う視点をものを
見たり考えたりすることで、生活が変わったりするようなことを
話あったりするのだ。

ガストで話はじめて、しばらくすると一人におじさんが入ってきた。
何やらデカイ声で、叫んでいる。どうやら酔っ払いみたいだ。

おっさんは、でかい声で歌をうたったり、
何やら意味に分からないことを連呼している。
店員さんも若い女の人で、困っていた。

僕らも気にはなっていたが、ちょうど「人には優しく」みたいな
内容の話をしていた最中だったので、出来るだけ意識しないようにしていた。

しかし、酔っ払いが現れて、1時間以上経過したころだろうか。
後からガストにやってきた、キャバクラ嬢3人組みのうちの一人が
キレ始めたのさ。

「うっせーんだよ。オッサン!少し黙ってろよ!」

なんとも汚い言葉だ。
およそ接客業をしている人間とは思えない言葉使い。

酔っ払いはというと、特に気にする様子もなく、相変わらず、
意味の分からないことを叫んでいる。

・・・とそこへ、警察官が入ってきた。
おそらく、店員の人が110番したのだろう。

ガスト内にいた店員、客を含め全員が注目している中
警察官は毅然とした態度で、酔っ払いに問いかける。

警察官:「あなたお名前は? どこに住んでるの?」
酔っ払い:「あぁ~?あんだ?おめぇは?」
警察官:「見れば分かるだろ?警察だよ。名前は?」
酔っ払い:「教えねーよ。」

上記会話を5回ほど繰り返しただろうか。
だんだんと警察官も威圧的な態度になってきたのさ。

警察官:「いいか!これが最後だからな!名前を言え!!」
酔っ払い:「あぁ~!? おれぁ吉 幾三だよ!」
警察官:「わかった! よし!行くぞぅ!!」

このキレ気味な状態でのダジャレに
深夜のガストが爆笑したのは言うまでもない。

警察官のダジャレで意表をつかれた酔っ払いは
首ねっこを掴まれて店から引きずりだされた。

酔っ払い捕獲完了。・・・と思った瞬間っ!
酔っ払いは、突如警察官に酔拳で殴りかかった!
しかし、警察官は酔っ払いのパンチをヒラリとかわして、
そのまま払い越し! ・・・いっぽーん!

酔っ払いはそのまま腕を後ろに絞り上げられ、泣きそうな顔だ。
そして、ようやくおとなしくなったところで、
警察官が何かを諭していた。
残念ながら窓越しだったため、何を言っているかは
聞き取れなかったが、最後はまるで友情を確かめ
合ったかのような表情で握手をしてた。

まさにドキュメンタリー番組の警察24時だね。
うんうん。いいもん見たよ。

でも、きっと公務執行妨害だから、派出所でこってり絞られるんだろうなぁ。

「年の暮れ 酒は飲んでも 呑まれるな」

by massy81 | 2004-12-08 18:38  

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